RPAの試行と思い出

最近、とあるWebデータを自動的にチェック、リスト化したい用件があり、RPA(Robotic Process Automation)を用いてみることにしました。WebスクレイピングのGoogle Apps Scriptでの実装は経験済みですが、ここは新しいことに挑戦です。隙間の時間を使ってUiPathでこの課題に挑戦しています。

そのあたりで何か知見があればまた別にブログにするとして、これに関連して昔作ったツールを思い出しました。

それは「NAIC」と呼んでいたもので、Installer Controller、つまり多数のPCでソフトウェアのセットアップをする業務の手間を削減するために作ったものです。具体的にはWindows上において、各種の実行、ウィンドウの開け閉めの監視、入力操作やファイルのコピーなどの操作を自動化するものでした。RPAと異なり、実際の操作によるティーチング的な機能はありません。

操作手順を専用UIもしくはテキストファイルを自作してプログラムし、実行するとインストーラー(でなくても動きます)を起動し、特定のウィンドウの開け閉めのタイミングに、入力したり、ファイルをコピーしたりを自動で行います。これは今ならばRPAのある部分の機能そのものですね。

当時はRPAという言葉はありませんでしたし、マスターディスクイメージを作ると行ったことも手軽ではなかったので、こういったツールで百台以上のPCのセットアップ作業負荷を軽減していました。技術者的な観点として単に作りたいから作った、ということもあります。

古いデータを探してみると、記憶は曖昧だったのですが、作成したのは1999年頃のようです。まさかね、などと思いながら残っていたバイナリーを実行してみたところ、そのままで正常に動作するようです。

OSとしてのWindowsの継続性には驚くほかありません。これなら最初の目的もNAIC+スクリプトで実現できてしまうかもしれません…。

 

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