人に優しいフォントの使用(UDフォント)

雑談で、教育実施上の合理的配慮としてUDフォントの使用が考えられる、という話をしたので、簡単に使用するという立場でまとめてみました。詳細はGoogle等で検索し、もっと専門性の高いところを参照していただければと思います。

フォントとUDフォント

Windows PC上でフォントを指定すると言いますと、古くは「MS明朝」「MSゴシック」が用いられてきました。いうまでもなく、Microsoft社のWindowsに標準装備されている代表的なフォントです。今でも多くの公式・非公式の文書がこれらのフォントで描かれていると思われます。

その後、そのプロポーシャナル版である「MS P明朝」「MS Pゴシック」が出てきました。最近のWindowsでは「遊明朝」「游ゴシック」が標準(WordやPowerPointで標準で指定されているフォント)になることが多いようです。

UDフォントはUniversal Design Fontのことです。ユニバーサルデザインという言葉は近年、よく聞かれるようになっています。様々な違いのある人々の多くが共通して利用可能(利用しやすい)ように設計することといったように定義されていると思います。UDフォントはそのフォント=書体・活字のセットです。

例えばGoogle ScholarでUDフォントで検索してみると、様々な研究成果を見ることができます。障害者にとっても、健常者にとっても、視認性が上がり、文書の読みやすさが向上するとされていることが多いようです。

皆さんも看板や印刷物の文字が読みやすい・読みにくいと感じたことがあると思います。私はデザインセンスが欠如しているので、往々にして読みにくい文書を作ってしまうことが多いです。それなので、UDフォントを用いることで、少しでも読みやすくなれば、と考えています。

WindowsとUDフォント

Windows 10でそのアップデートの途中から、UDフォントが標準装備されるようになっています。

2017年頃からUDデジタル教科書体が含まれるようになっています。2018年頃からBIZ UDフォントが含まれるようになっています。

UDデジタル教科書体は以下のものがインストールされているようです。ここで「N-」が等幅、「NK-」が英数かながプロポーショナル、「NP-」が英数プロポーショナルのようです。

  • 標準書体
    • N-R
    • NK-R
    • NP-R
  • ボールド体
    • N-B
    • NK-B
    • NP-B

BIZ UDフォントとしては以下のものがインストールされているようです。Pがついているのがプロポーショナルのようです。

  • UD明朝 Medium
  • UDP明朝 Medium
  • UDゴシック
  • UDPゴシック

Windowsに装備されているのはいずれもモリサワ社のUDフォントです。詳細や購入などについてはリンク先などを参照してください。

Wordでの使い方

Microsoft Wordでは「デザイン」→「フォント」であらかじめ定義されたフォントセットを設定することができます。あいにくとUDフォントを指定したセットは用意されていないようですが、ユーザ定義が可能です。同メニューの下端の「フォントのカスタマイズ」を用います。

ここで適宜、使用したいフォントを4系統、指定して、「名前」欄に何かわかりやすい名前を付けて保存しておけば、いつでも選ぶことができます。

PowerPointでの使い方

Microsoft PowerPointではスライドマスターをカスタマイズしてフォントを指定します。

「表示」→「スライドマスター」からカスタマイズします。好きなような指定すればよいのですが、注意点としては左側のタブで一番上に一回り大きな「マスター タイトルの書式設定」とあるスライドから修正することです。これが全体共通の大元なので、ここから変えることで、手間を省くことができるはずです。

また同メニューに「フォント」が表示されており、これはWordと共通のようです。全体的に単純に置き換えるだけでよければ、これだけで十分かもしれません。

カスタマイズが終わったら、「スライドマスター」→「マスター表示を閉じる」とします。更にこのままだとそのファイルにしか適用されないので、「デザイン」→「▼(その他)」→「現在のテーマを保存」から、ファイル名を付けて保存しておきます。

デザインとして保存しておくと、次回以降、デザインのユーザ定義欄に表示されるので、これを選ぶだけでフォントを含めたデザインを一括変換可能です。

WordPressでの使い方

WordPressでUDフォントを用いる方法の一つとして、「みんなの文字」様が公開しているWebフォントを用いる方法があります。

簡単にその導入手順を以下に示します。

  1. WEBフォントの使用申し込みをする
  2. シール表示用スクリプトを追加
  3. フォント使用のためのCSSを追加

みんなの文字のトップページ下の方にある「ご登録はコチラ」から指定の入力をして登録を完了させます。

メールでスクリプト、CSSが送られてきます。

シール表示用スクリプトをどこかへ追加します。例えば「外観」→「カスタマイズ」から、「フッター」や「サイト情報ウィジェット」に「カスタムHTML」として、表示したりします。

同じく「外観」→「カスタマイズ」から「CSS編集」でフォント使用のためのCSSをCopy&Pasteします。

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